柔道整復師は国家資格を有しているため、資格や経験を活かした転職が主流です。
整骨院の他にも整形外科、スポーツトレーナーなど豊富な求人があり、それぞれの分野で柔道整復師が活躍しています。
柔道整復師の転職でもっとも多いのは整骨院への転職です。
整骨院によって施術スタイルや待遇、顧客の傾向なども異なります。
求人数が多く選択肢も多いので、自分の希望通りの転職先を見つけることができるでしょう。
柔道整復師としての専門性や高い技術がより必要に
柔道整復師は整骨院や整形外科にて技術や知識を学び、その後独立開業するという流れがもっとも一般的です。
しかし2017年現在整骨院の数はコンビニよりも数が多いと言われており、競争が激化しています。
また、開業してもまともに顧客を確保することができずに廃業に追い込まれてしまうケースもあり、独立開業すれば安定して高収入が得られるというわけでもなくなっています。
そのため今後柔道整復師は独立開業というこれまでのキャリアプランとは異なったプラン設計が必要になってきているといえます。
今後は分野に合わせた個人の能力や専門性もいっそう必要になってきます。
整骨院の院長になるという選択肢もある
整骨院がチェーン展開し、店舗数を拡大させることが増えてきています。
そのため独立開業をするわけではなく新規店舗の院長で経験を積んでから独立する人が増えてきています。
分院が多くチェーン展開しているような整骨院でしたら、ある程度のノウハウや仕組みができあがっていることが多いです。
そのため、自分1人で独立開業するよりも比較的リスクを抑えて経営者としての経験を積むことができます。
院長や院長候補の求人は、治療家に特化した転職サイトでも豊富に取り扱っています。
競争率が高まっている今、確かな経験を積んでから独立するほうが確実です。
女性柔道整復師も増加中
最近は柔道整復師を目指す女性が増えてきました。
これまでキツイ仕事で男性が働くイメージのあった柔道整復師ですが、そういったイメージは払拭されつつあります。
これまであまり着目されてこなかった女性ならではの悩みを解決するためのマタニティ柔整や美容柔整といった言葉が生まれてきています。
女性の悩みは女性にしかわかりません。
そのため、女性柔道整復師の需要がますます高まっています。
機能訓練指導員への転職者が増加中
柔道整復師などの国家資格を持った人材は現在介護業界で売り手市場になっています。
特に柔道整復師から機能訓練指導員へ転職する人が増えてきています。
機能訓練指導員は介護施設に必ず1人はいなければならないことになっているので、今後も安定して必要になる人材です。
柔道整復師の資格を持っている人なら比較的容易に転職が可能で、待遇面でも優遇されることが多いです。
機能訓練指導員から介護福祉士へのキャリアアップも可能ですので介護業界での将来性が見込めます。
今後より一層拡大する介護業界に今のうちに参入し、スキルを身につけておくと市場価値が上がり、今後のキャリアプランもイメージしやすくなります。